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執筆者の写真MIKURIYA HIROSHI

『痛みによる動作パターンの変化』



ケガが慢性化すると、身体は痛みの出現を避けるために動作を変えて対応するようになります。


痛みが長く続いた場合、身体はそれを避けるように代償動作を行い、やがてその動作を定着させます。


通常の動作では、全身が最適な状態に調整されるため、動作に動員される多くの筋は最適な収縮力を発揮して、スムーズな動作を行っています。


例えば、目の前に落ちている物を拾う際、股関節膝・足・肩などの関節は意識せずとも物を拾うために最適な多くの筋を適切に収縮させて調整しています。


この動作を行う際に痛みがある場合、物を拾う動作で肘を伸ばし切ると痛みがあれば肩関節や手関節を必要以上に動かすことで物を拾うようになります。


これは、痛みを出さないように本来の動きを代償して起こります。


動作を行う際の運動の指令は、特定の筋に対してではなくその周辺全体に出されます。


活動が過剰になっている筋があれば、共同筋や拮抗筋の筋活動が抑制され筋力が低下することもあります。


この状態が続くと、その動作パターンがどんどん蓄積され、その動かし方がその人にとって当たり前の動きとなります。


このように痛みによる代償を伴う動作パターンを改善するためには、正常な動作パターンを再学習する必要があります。


その間違った動作パターンを見つけるためには、動作チェックで問題点を見つけることが重要です!


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