自分で身体をコントロールするには、
『すべての関節が、然るべき方向と範囲で動き、機能すること』
関節の柔軟性を獲得した上で、自分で関節をコントロールして動かせる状態を作ることが重要です。
その為に必要なことは大きく分けて2つに分かれます。
すべての関節において、
①可動域いっぱいまで動かせるように柔軟性を高めること
各関節が動くべき方向に可動域いっぱいに動かせる柔軟性を取り戻す
硬くなっている筋肉や組織をほぐすことが重要
②可動域いっぱいの動きを自分でコントロールして動かせるようにすること
これはスタビリティの定義がここであてはまり、”モーション・アンド・コントロール”という言葉で説明できます。
つまり、自分の意識で、関節の動くべき方向に可動域いっぱいまで動かせるようにする神経へのアプローチを含みます。
可動域いっぱいに動かせない要因には、①のように周辺組織が硬くなっていることもありますが、特定の筋肉につながる
神経が活性化されていないことが原因で可動域制限が起きているケースも多くあります。
例えば、首の回旋させて横まで向こうとする動きが制限されている場合の多くが首の正しい回旋の仕方を脳が認識できていないことが原因であると言われています。
この場合、動かしたい筋肉を動かす練習をするだけで、一瞬で動きを改善することも可能です。
筋力トレーニングを伴わずとも身体の動かし方を練習して、神経から筋肉への刺激を適正化するだけで動きの効率がよくなることもあります。