関節、靭帯、筋には、非常に複雑なコミュニケーションシステムが存在し、共同で関節を保護しています!
靭帯がストレスのかかる方向に走っている理由は2つあります。
まず、靭帯の張力の強さが関節を引き離されることを防ぎ、関節が保護されます。
そして、靭帯内には張力を感知する小さなセンサーがあり、一定のポイントに達すると筋が関節を保護するように働きます。
関節包内、軟骨内のセンサーからは、関節の感覚や位置とともに動作の速度と方向の情報も脳に伝達されます。
筋にもセンサーがあり、このセンサーによって張力が常に感知され、筋の準備・認識状態が保たれる為、筋は適切な動作ができるように弛緩または収縮します。
この動きはすべて反射の形で意識せず無意識に起こります。
関節と筋は、身体を保護し動作を効率的にするため、無意識的に機能します。
得られた情報は、固有受容覚と身体認識にとって重要な要素です。
身体の認識は感覚系から起こります。
感覚系は、何が起きているかを感じるだけではなく、身体が無意識的に機能するのを可能としてくれます。身体の筋の多くは、無意識的に反応するため、感覚系がどう機能するかによってすべてが決まります。
感覚系が色々な情報を受け取りながら繊細な調節を担っています。
筋が硬かったり、弱くなったり、または関節がこわばったり、不安定なときには、情報が正確に伝えられなくなる為、それにより無意識的な反応も狂いが生じます。
そうなると、効率的な動作ができなくなり、疲労が増し、身体が不必要なストレスにさらされる可能性があります。
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