コレクティブエクササイズは、1回のセッションで可動性や安定性、動作パターンの質に神経生理学的な正の反応を生じさせることに焦点を当てて行います。
目標は構造的な変化やパフォーマンスではなく、筋のトーンや長さ、張力を正常化し、自由度の高い動作を獲得することです。
これは、安定性、固有感覚、タイミングやモーターコントロールが基盤となっており、基本的かつ機能的な動作をにおける制限や非対称性を正常化させることに基づいています。
効果的な目標を設定するには、1回のセッションでの陽性反応を実証するための事前テストが必要です。 最終的な目標は、動作のスクリーニングやアセスメントでの問題を正常化することですが、動作のパターンに対処する前に可動や安定性に関する細かい目標設定が必要です。
目標設定はすべて動作機能不全の程度や複雑さに左右されます。 目標は完璧になることではなく、対称性や適切な機能を得ることが目標となります。
コレクティブエクササイズは柔軟かつダイナミックな動作で行われます。 1回のセッション中に変化が生じることが多いので、その場で運動やエクササイズのレベルを上げるための準備が必要となります。
もし、可動性が改善したら、その可動性を使うように静的安定性のドリルを行います。 静的安定性のドリルが対称的にうまくできるようになった場合は、より動的なエクササイズを行うように進めていきます。
しかし、その変化が次のセッションまで持続するとは限りません。
ゆっくりと確実に進歩するように考えて、同じ過程を繰り返す必要があります。
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