姿勢の維持に重要な役割を果たしているのが脊柱の安定性で、脊柱に不安定な部分があると、不良姿勢になるだけではなく、脊柱周辺の組織への負担が増大して、痛みに繋がるケースもあります。
また、脊柱の不安定性には筋力や筋持久力の不足や神経系が支配する筋の調節不良が重なっていることもあります。
脊柱を安定させるためには、次の3つ制御が関与しています。
【多動的制御(調節)】
自分の意思で動かすことのできない骨や靭帯などの構造による制御
【自動的制御】
自分の意思で動かすことができる筋の制御
【神経性制御】
バランスを崩したり、崩しそうになると、神経系が反応して筋を働かせて姿勢を制御します。
この3つがお互いに補完し合いながら姿勢をコントロールしています。
このうちの一つでも欠けてしまうと、身体全体の安定性に影響が及ぶことになります。
この3つの制御を正しく働かせる環境を確保することで脊柱を安定させることができ、姿勢をコントロールしやすくなります。
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