運動をスムーズで効率のよいものとするためには、協調性が求められます。
協調性のある運動とは、運動に参加する筋活動が時間的・空間的に適切なタイミングで行われ、短い時間で誤りの少ない運動を言います。
単に筋力が強いだけではこのような協調性が獲得できず、固有感覚系、小脳系、錐体路系、錐体外路系といった神経系が影響して協調的な運動が起こります。
また、いわゆるバランスとよばれる平衡性は身体の力学的平衡のことをいい、協調性に影響する要因に加えて前庭機能や視覚機能の影響を受けます。
協調性や平衡性はこれら神経系統の影響が強い為、神経筋群機能の一つとされます。
神経筋機能の改善には、まず筋力や関節可動域といった基本的な関節運動の機能を正常化することが前提であり、その後不安定な環境したでの動的姿勢制御課題や受傷機転に関連した動作における姿勢制御課題を修正していきます。
動作を改善する際に、神経筋へのアプローチも重要です!
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