正しい姿勢であれば、背骨の並びも整い、周囲の筋肉もバランスよく伸び縮みしますが、姿勢が悪くなり、前後あるいは左右のバランスが崩れると、身体の片側の筋肉が短く縮み、もう一方の筋肉は長く伸ばされた状態になります。
筋肉は、伸縮性に富んだゴムのようなもので、身体の使い方のクセなどによって本来の正常な長さよりも伸ばされた状態になると力を発揮できなくなります。
また、短く縮んだ筋肉も柔軟性が低下して、本来の力を発揮できなくなります。
収縮した状態が長く続くと筋肉の中の血管が圧迫されて凝りが生じやすくなります。
このように、姿勢が崩れると筋肉のバランスも崩れていきます。
筋バランスを整えるには短く縮んだ筋肉を緩めて、長く伸ばされた筋肉を鍛えることで筋肉のバランスを整えることができます。