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執筆者の写真MIKURIYA HIROSHI

体幹におけるローカル筋とグローバル筋


「体幹は大事」 当たり前のように使われるかもしれませんが、体幹、あるいはそれを構成する要素って何なんでしょうか?

体幹を安定させる筋というのは腹筋、背筋などというのは容易に想像がつくと思います。

「体幹筋」=「腹筋」+「背筋」

しかしながら、構造的・かつ機能的に考えるなら、体幹を安定させる筋は脊柱の安定化させる深層筋と運動を司る浅層筋に分けたほうがわかりやすいと思います。

体幹の深部筋は直接脊柱に付着することからローカル筋と呼ばれます。 体幹深部の筋は、筋の起始・停止が近く、動作を起こすというよりはアイソメトリックな収縮で腰椎を安定させるような筋で構成されるのです。 この性質からローカル筋は別名スタビライザー(安定化筋)とも呼ばれます。

一方、体幹浅部の筋は体幹部の運動を司る表層筋で深部筋がローカル筋と呼ばれるのに対してグローバル筋と表現され、また深部筋がスタビライザー(安定化筋)という呼び名で呼ばれるのに対しては運動を司るのでモビライザー(動作筋)という呼ばれ方をします。

体幹筋を考えるときにはどちらが大事と考えるのではなく、どの順番で使われるかが大事であり、この場合、まずは安定化を図る深部筋がしっかりと働いた上で、運動を司る浅部筋が深部筋の後で働くという順番が大事です。

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