プロテインと聞くと、「筋肉増強剤」などのイメージが強い方もいらっしゃると思いますが、ビタミンやミネラルを補給するのと同じで、サプリメントの1つで、栄養補助食品になります。
なので基本的には、1日の食事の中で不足した分の栄養素を補うという形で摂取します。
プロテインは、三大栄養素である「タンパク質」を意味しますが、元々は「プロテウス=1番大切なもの」というラテン語が語源になっています。
摂取したタンパク質のうち、身体に必要な分はまず、筋などに同化されます。
過剰摂取となった分は、身体活動に必要なエネルギーや、体脂肪へと変換されます。
アスリートで、筋量を増やしたい、筋力をつけたいという方は、1日のエネルギー摂取量がエネルギー消費量を下回ると、エネルギーとしてのタンパク質の利用が優先される為、エネルギーを補給しているだけということになります。
エネルギー消費量に見合うだけのエネルギー摂取量を増加させた上で、タンパク質の摂取量を増加させることにより、筋タンパク質の合成を高めることができます。
トレーニングを行っていない人のタンパク質摂取必要量の推奨量は、1日の中で体重1Kgあたり、0.925gと言われているため、体重が60Kgの人であれば60Kg×0.925g=55.5gが1日のタンパク質摂取推奨量となります。
そして、食事をしっかりとった上で不足分のタンパク質を補うようにプロテインを活用すると良いでしょう。
現役アスリートであれば、1日のタンパク質必要量が、変わってきます。
トレーニングをしていない男女のタンパク質必要量が、体重当たり約0.8〜1.0gなのに対し、高強度のトレーニングを行う選手や持久性種目を行う選手は酵素活性の維持や筋肉の修復のためにタンパク質必要量が増すため、体重当たり約1.4g〜1.6gまでタンパク質摂取量を増加させます。