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執筆者の写真MIKURIYA HIROSHI

『体温を調節する仕組み』



体温調節の中枢は視床下部にあります。


【寒さを感知するしくみ】

皮膚にある冷覚のセンサーが環境温が低いことを感知し、その情報が視床下部に届くと、交感神経の作用によって皮膚の立毛筋が収縮して鳥肌が立ち、皮膚の血管が収縮して放熱量を減らします。

身体の筋肉をぶるぶるとふるわせて熱産生を増やし、体温が下がらないように調節します。


【暑さを感知するしくみ】

皮膚にある温覚のセンサーが環境温が高いことを感知し、その情報が視床下部に届くと、交感神経の作用によって汗腺から汗が出て、皮膚血管が拡張して放熱量を増やします。

さらに身体の活動量を減らして熱産生を抑制して、体温が上がらないように調節します。


また、視床下部からの指令は内分泌系にも届き、ホルモンの作用で全身の代謝や尿量などを増減させることにより、体温を調節しています。



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