疲労して、傷ついた身体を回復させるためには栄養補給が欠かせません。
疲労回復するには、損傷した筋肉の修復や筋疲労回復のために、アミノ酸や消化のよいたんぱく質と、たんぱく質合成を促すために一定量の糖分を摂取する必要があります。
それに加え、身体活動が多い場合はエネルギーを消費しているため、充足する必要があります。
摂取する糖分の基準は、食後血糖値の上昇を示すグリセミック・インデックス(GI値)が一つの基準となります。
運動直後に行う栄養補給とその1~2時間の食事とは分けて考えないといけません。
練習や試合直後や筋トレ直後にはGI値が高く、血糖値が上昇しやすいものを摂り、時間を置いてGI値が低く、ゆっくり吸収されていくものをとるのがよいとされています。
たんぱく質も同様で、練習や試合のすぐ後には吸収が早いホエイプロテインをとり、その後に時間をかけて吸収されるカゼインプロテインをとるのが効果的です。
脱水や疲労度の状態を考慮して、糖分を多めにするのか?
それともアミノ酸、あるいは水分を重視するのかなどを考えて栄養補給をすることがポイントです。
また、カラダを動かすと交感神経が活発になり、消化が悪くなるため、運動直後には脂質が多いものは控えるべきです。
カロリーの高い脂質は消化に時間がかかる為、胃排出が停滞します。
そのため速やかに補給したい糖分やアミノ酸などの栄養素の吸収が遅れるため、脂質はなるべく取らないようにすることがよいと言われています。
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