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執筆者の写真MIKURIYA HIROSHI

睡眠のメカニズム


日中の活動による疲労を解消するために、睡眠は必要不可欠です。

ただ、生活のリズムが乱れると、睡眠の長さや時間帯もずれてしまいがちになります。

睡眠のメカニズムにおいて2つの制御が重要です。

一つは睡眠物質です。

覚醒時間が長かれば長いほど疲れて眠くなってきますが、それは脳内に睡眠物質がたまるためと考えられています。

代表的なものはアデノシンで、エネルギーとしてATPを使い、その分解によって出てきます。

このような睡眠物質が蓄積されることで眠くなってきます。

もう一つのプロセスとしては、サーカディアンリズムです。

日内変動が大きく関わっています。

朝方から午前中は覚醒度が上がっていき、夜になるにつれて覚醒度は落ち着きます。

人間の体内時計として刻み込まれているこの2つのバランスによって寝るタイミングが決まってきます。

起きていると日中に疲労物質が徐々に溜まっていき、このサーカディアンリズムの眠くなる時間帯に睡眠を取れれば、疲労が解消されます。

この疲労物質はいまのところ睡眠によってのみ解消されると言われています。

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