筋肉に緊張状態が続くことで生じる筋肉のこわばりが出てきます。
緊張状態が半年くらい続いてしまうと、今度は『拘縮』という厄介なレベルに突入します。
『拘縮』には五十肩のような症状も含まれますが、そのうちの一部に電気信号を伴わない筋肉の緊張状態もあります。
筋肉の収縮はサルコメアにカルシウムイオンが働きかけて起こりますが、弛緩するときにはカルシウムイオンの回収作業が必要となります。
その作業には、ATPというエネルギー源が不可欠ですが、血流が滞りATPが枯渇してしまうと電気信号がなくても筋肉が収縮した状態のままになってしまいます。
このような状態も『拘縮』の状態です。