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執筆者の写真MIKURIYA HIROSHI

カラダを動かす為の神経のネットワーク


筋系は身体を動かすために収縮するだけの組織ではなく、重力に反して張力を発揮するように配置されています。頭位や眼位は自然にまっすぐ保たれるように管理されており、姿勢やバランスが崩れた際には感覚系や運動系が働いて正しい位置に調整します。重力と周囲環境の影響に対して姿勢を正すことが感覚運動系の目的の一つです。前庭系、固有受容器、視覚系の3つのシステムから、身体がまっすぐであるか否かの情報が提供されています。

●前庭系は、重力や頭部の動きから頭位に関する情報を提供する

●固有受容器の中でも特に脊椎や大きな関節や筋に関係する固有受容器は、受容器周囲の身体分節の運動に関する情報を提供する

●視覚系は、周囲の環境から身体の姿勢や肢位に関する情報を提供する

これらのシステムは、機能的な姿勢に密接に関与しています。姿勢はマネキンのように固定化されたものではなく、すべてのシステムが補完的に機能している場合には非常に動的なものとなり、内外のさまざまな環境の変化に対して常に変化し調整しています。

歩行や走行におけるカウンターローテションの例で説明すると、腕と脚が交互に動くことにより生じた脊椎の運動が姿勢バランスに寄与しています。四肢が常に動いている間、わずかな動きで脊柱やコアの機能が常に調整しています。脊柱とコアはエネルギーを効率的に再分配あるいは移動させることで、このリズムと動作を生み出しています。

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