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執筆者の写真MIKURIYA HIROSHI

骨の40%はコラーゲン(たんぱく質)


たんぱく質=筋肉を作る素材というイメージが強いですが、骨格筋と関わりが深い骨の約40%もたんぱく質からできています。

骨は建物の柱などに用いられる鉄筋コンクリートのような作りをしています。

コラーゲンという繊維状の太いたんぱく質とオステオポンチンなどの非コラーゲン性たんぱく質が鉄筋のような役割を果たしており、そこにカルシウムやマグネシウムといったミネラルが硬く沈着してコンクリートのような役目を担っています。

骨を強くするにはカルシウムの摂取が重要ですが、たんぱく質が足りないと鉄筋が少ない柱のように脆くなります。

骨は破骨細胞が破壊し、骨芽細胞が再建するリモデリングにより、1年で20~30%が入れ替わっていますが、たんぱく質は骨の単なる材料ではなく、非コラーゲン性のオステオポンチンは破骨細胞と結合して骨の吸収を調整するなど多彩な役割を担っています。

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