関節周囲の筋群の複雑なネットワークは、大きく2つに分類できます。 主に関節の安定に関わる筋群と、主に動きを起こす筋群です。 関節を安定させる筋群は、関節が動いたり、負荷がかかったときに、いわば関節に圧迫を加え、瞬時に関節を支える筋群です。 動作中に姿勢や関節の位置を保つため、姿勢筋とも呼ばれます。 姿勢筋がその役割を果たした上で、大きな筋群が短縮することによって、関節を特定の方向に動かします。 関節、靭帯、筋には、非常に複雑なコミュニケーションシステムが存在し、共同で関節を保護しています。
この2つのネットワークがそれぞれの役割を担うことで、スムーズな動作が可能となります。