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執筆者の写真MIKURIYA HIROSHI

ローカル筋とグローバル筋


ローカル筋は背骨に直接着いている筋肉で、グローバル筋は胸郭と骨盤とを直接つないでいる筋肉です。

ローカル筋は背骨の一つ一つに付着しているため、この筋肉が正しく働くことによって、骨の並びが整えられます。

しかし、グローバル筋では、背骨一つ一つをコントロールすることができません。

正しい姿勢を維持して、体幹の安定性を高めるためには、ローカル筋をきちんと働かせることが重要です。

腹筋といえば、外から見える腹直筋を想像する方が多いと思いますが、腹直筋はグローバル筋の為、腹直筋自体で背骨をコントロールすることはできません。

もちろん鍛えることで、動作を起こす力は強くなりますが、体幹の安定性が高まるわけではありません。

グローバル筋が働く際は、その前段階で背骨をいい位置に固定するためにローカル筋が働きます。

もしその状況でローカル筋が働かずグローバル筋だけで動かそうとすると、姿勢を安定して動くことができず、身体に負担がかかるケースもあります。

身体に負担をかけずに動く為には、ローカル筋を効かせながらグローバル筋を働かせることが重要です。

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