動作を起こす際は状況に応じて筋力を調節して動作を起こします。
必要に応じて、微小な筋力から最大筋力までの間で、発揮筋力を調整しています。
これを筋力発揮のグレーディングといいます。
筋力発揮の調節には
●動員する運動単位の数による調節
●活動電位の頻度(発火速度)による調節
この2種類があります。
運動単位は全体として全か無の反応を示すので、動員する運動単位の数に応じて筋力も変化します。
一方、強縮張力は、ある範囲内では、筋繊維の活動電位の頻度が増すと増大し、やがて一定値に戻ります。
したがって、比較的小さな筋力発揮のもとでは、こうした活動電位の頻度による調節も行われています。