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執筆者の写真MIKURIYA HIROSHI

『動きの起点となる身体の重心について』

更新日:2022年7月30日






身体は外形とともに質量(mass)があります。


【重心】とは質量の中心点のことです。


正確には『物体の各質点に働く重力の合力が作用する点』のことです。


姿勢の変化によって質量は変わりませんが質量の中心は変化します。


同時に、体重も変わりませんが体重の配分や体重の落ちる位置も変化します。


この為、重心点の移動は身体の平衡(バランス)に大きな影響を与えます。


立位姿勢の重心点の高さは【第二仙椎】のレベルにあります。


第二仙椎は骨盤の後上腸骨棘の高さで、地面から身長の55%の高さにあります。


この高さで身長を輪切りにすると、そこは両股関節を結ぶ線の約5cm後方の位置になります。


また、立位の場合常に重心は同じ高さとは限りません。


例えば、片足を床から離すだけで重心の高さは地面から62%の位置に移動して支持脚側に移動します。


また、膝関節を屈曲すると重心はかなり下がります。


歩行中の重心は上下左右に変動しながら前方に移動します。


また、座位での重心は【胸骨(第7胸椎)】のレベルにあります。


興味深いのは、座位から立ち上がって立位になるときの重心の移動で、この動きでは頭部(目線)は一気に高くなりますが、重心はやや上前方に移動するだけで高さは大きく変化しません。


なぜならば、座位でね重心の高さ(胸骨レベル)と立位での重心の高さ(第二仙椎レベル)はほぼ同じ高さになるからです。


重心がどこにあるのかを把握することで、トレーニング中の動きの評価になりますし、その重心をスムーズに移動させることで効率よく動くこともできます。 


performance lab BODY PROVITE PROOF


810-0015 福岡県福岡市中央区那の川2丁目7-2 グローリー平尾 502号室




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